児玉清が今年5月に亡くなった。
彼は名俳優でありながら、大の本好きでありました。
この本は児玉清氏が大好きであったイギリスとアメリカのおもしろ本に関するエッセー集となっています。
この本に紹介される本には
M・クライトン、D・フランシス、N・デミル、J・グリシャム、C・ハイアセン、E・シガール、T・クランシー、K・フォレット、P、コーンウェルなど有名作家の本との出会いが余すことなく書かれています。
僕が知る限り彼ほどイギリス、アメリカの小説に詳しい人はいないのではないでしょうか。
好きな作家の新作が待ちきれず、原書にまで手を出すという嵌りっぷり、常にポケットには文庫が入っていたという毎日。彼の本好きは亡くなられて尚、すばらしい作家の楽しい本との出会いを私たちに与えてくれると思うと本当に偉大な人であったことを再認識させてもらえます。
俳優でありながら最後まで本とともに生き続けた児玉清が僕は好きで仕方ない。
点数:75点
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